物理で紐解く心のしくみ塾 “天子屋” 文字だけで描く幾何学アート“文字曼荼羅アーティスト”天野武志ブログ

理系出身の曼荼羅アーティスト 天野武志が物理の世界から心や魂の概念を紐解き、その本質を伝えてゆきます。

使命は引き継がれている

ルーツを探る

自分の「氏」のルーツって調べたことありますか?

 

僕の名前は、「天野武志」なので、『天野』という氏がいつどうやって使われだしたのか、調べてみたら、どうやらその始まりは平安時代ごろかの有名な藤原氏の藤原景光がその始まりらしい。

 

藤原氏といえば、藤原鎌足に始まり、藤原不比等そして藤原四兄弟と超有名氏族だ。

 

あ、まぁもちろんその直系の子孫ではなくても、氏には縁(ゆかり)があってそれを辿ればその大元に辿り着くというくらいに考えれば良い。

 

凄いねWikipediagoogle先生。今はホントなんか調べようと思ったらすぐ調べられる。便利な時代だ。

 

さて、じゃぁ「藤原氏」の元はというとご存知「中臣氏」だ。

 先ほどの藤原鎌足天智天皇より藤原の姓を賜って藤原を名乗りだした。

この人は飛鳥時代の人だから、この時点で1400年ぶんくらい歴史を遡った。

 

じゃぁその「中臣氏」の元は一体だれ???

 

宇宙創生まで繋がっていた…

実はそれ「古事記」に書かれてありました。

中臣氏の祖になったのは「天屋命(あめのこやねのみこと)」という神様だ。

 

有名な天岩戸隠れ神話の場面で、見事な祝詞を奏上し、以降祝詞の神となられた神様だ。

また、天孫降臨において邇邇芸命に従い降臨したことでも知られる。

(天孫降臨に従った天兒屋命、太玉命、天鈿女命、石凝姥命、玉屋命の5柱を五伴緒神と呼ぶ)

 

すごいね。もう神話まで行っちゃった。

 

もちろんまだその前の神さまもいて、天兒屋命の父神さまは

興臺産霊神(こごとむすひのかみ)、

そのまた父神さまは

津速産霊神(つはやむすひのかみ)、

そして津速産霊神の神の前には

天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)

 

そう、この天之御中主神は、古事記本文で一番初めに出てくる神さま。宇宙創生の神話まで辿り着いてしまった。。。

 

現代の物理学では、宇宙が誕生して137億年が経ったというから、つまり自分のルーツ辿れば宇宙創生にまで遡れてしまう…

 

ちなみにその神話が今も血筋として続いているのは我が国日本しかない。(日本怖ぇ〜〜〜)

 

その使命とは?

こうして自分の氏を辿って行くと、古代の貴族、そして神話と繋がったわけだけど、彼らが一体どんな仕事をしていたのかというと、ズバリ

 

『祭祀』

 

天兒屋命は、祝詞の神様と言われ、高天原(天界)では祭祀の事務次官みたいなポジションにおられた神様。

 

その父、興臺産霊神もそのお名前を読み解くと、

「興」が複数の手で力を合わせて何かを持ち上げている様子

「臺(台)」が土台のしっかりした高い建物=やぐら

「産霊」が万物を生成発展させる霊的な働き

 

また、「こごと」は「心言」で、心を込めた言葉を発すること

 

以上から、高いやぐらで天の神様と繋がり心を込めて祝詞を奏上する神様というように読み解ける。

 

ちなみに、「祝詞」は「宣り説く」または「祈り説く」こと。

 

天兒屋命は、祝詞の神様として、喜びに満ちた世界を祈るために、より高次元の神様に祈りを捧げ、その言葉を発する役目を担っていた神様。

 

翻って、今僕がやっている天子屋も曼荼羅心理学も曼荼羅リーディングは、宇宙と心の仕組みを丁寧に解説し、

意識すべき心のベクトルは「外ではなく内なんだよ」ということをお伝えしている。

そしてそれぞれの場面で、最後にはしっかりと神様との繋がりを大切にするように結んでいる。

 

「あ、なんだもうやってる」

 

極端に言えばら自分の使命や役割なんて探さなくても自分がやること全てちゃんとそこに結びつくようになってるんだな。と思う。

 

こうしてルーツを辿ってみてそう感じた。

 

だから、何も心配ないんだけど、もしあなたが今、自分がこれから何をどうしていったらいいのか迷っているのなら、名前からルーツを探ってみると、大切なヒントがみつかるかもしない(*´꒳`*)