『受け取るだけでは意味がない』『受け取る前に考えても意味がない』
この漢字知ってますか?
当たり前体操ですね
(↑久々に言ったやつ!)
では成り立ちは知っていますか?
当たり前体操
ではないですよね。
『知』は、矢+口から成り、それぞれ祭壇にお供えする矢と盃(さかずき)を表しています。
知は、知恵の知ですね。
古代においては、知恵や知識というのは本で学んだら先生から学んだらするものではなく、
神々から授けてもらう(お借りする)ものというかんかくだったようです。
つまり、知とは神々との交信を意味しているんですね。だからこそ「神意を知ること」ができるんです。
神意を知るときに邪魔になるのが余計な考え=邪念。これは思考と置き換えても良いのかもしれません。
なので、スピリチュアルの人たちが思考を止めるように言うのもよく分かります。
ラジオで電波を受信時に、こちらが変な電波を発信していたら、ノイズになって音に雑音が混ざってしまうようなものです。
受け取る時は、素直に判断をせず受け取らなければいけませんね。
ただですね、それで神様との交信ができているのかというと、そうじゃなくて、受け取ったものをキチンと自分が認識できなければいけないわけです。
ラジオで電波を受信しても、それをアンプで増幅して、スピーカーから音を鳴らさなければその音を聞くことができませんよね。
ラジオで受信した電波は、その後、自分がその音を認識するために、適切な電子回路を通り信号を処理しなければなりません。
回路というのは、ロジックに則って、キチンと処理しなければ出力は得られないのです。
そう。つまり、せっかく受信した高い次元の周波数も、ロジカルに処理する能力がなければ全くあなたの役には立たないんです。
受け取ったメッセージをキチンと論理的に展開し、情報を振り分け、整理して、重要なことをしっかりと理解しなければいけません。
理解とは思考です。
頭で考えることです。
論理が通るようにきちんと分析して、
使える物にしなければいけません。
この作業を経て、きちんと情報が整理され、
記憶に格納されたものが知識です。
つまりこういうこと。
心で感じて、頭で理解する。
これ、順番も大事。
知の後に識。
心が先で、頭は後。
素直に受け取って、ちゃんと分かって出す。
ということ。
特に男性は心を置いてけぼりにしがちなので注意が必要です。
一方女性は感覚的・情緒的なことばかりで、論理的に物事を伝えられていない場面も多いかと思いますので、同じく注意が必要です。
男は、「まず心ありき」を意識すべきだし、
女は「後に論理的」を意識すべきですね。