謎解き冒険ヒストリー「古事記」
古事記の面白いところ。
それは出てくる神様や言葉は、漢字の意味を追えば、どういう人物像なのか、何を言わんとしているのかが分かるようになっているところ。
天照大御神の勅(みことのり)により、日向国(ひゅうがのくに)の高千穂の峰に降り立った邇邇芸命(ニニギノミコト)。
(世に有名な天孫降臨神話)
実は本当の名前はもっと長くて、
(アメニキシクニニキシアマツヒコヒコホノニニギノミコト)
長すぎる…
とりあえず「邇邇芸命」だけみると
邇=近づける
邇=近づける
芸=技術・技能
命=使命を持った人
となり、
「技術や技能を近づける使命を持った人」となる。
ではどんな技術かというと、「芸」には、草木を植えたり、種子を撒き、栽培するという意味があることから、「稲作」のことを意味している。
「斎庭稲穂の神勅」(ゆにわいなほのしんちょく)
というのがあって、まさに、地上界で稲作しなさいよって言うてることからも、わかりやすいお名前。
パズルや謎解きのようにロジカルに一つ一つの要素を組み合わせて答えを導き出す、
そんなところが古事記を学ぶ面白さの一つ。
あ、でもこれってわりとマニアックだし、「小難しい」って思っちゃう人もたくさんいると思う。
そんな古事記初心者さんはこの本から入ってみると良いかも。
イラストが超可愛くて、僕の奥さんのお気に入りの作家さん。
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