物理で紐解く心のしくみ塾 “天子屋” 文字だけで描く幾何学アート“文字曼荼羅アーティスト”天野武志ブログ

理系出身の曼荼羅アーティスト 天野武志が物理の世界から心や魂の概念を紐解き、その本質を伝えてゆきます。

高天原はどこなのか?

本日、朔日参りに参拝した「国懸神宮」「日前神宮」。

神社については、奥さんのブログをご参照あれ。→お朔参り。神宮編。御朱印の写真あり | 年間100社を巡る 神社歴史ガイド天野梨沙&消しゴムはんこ工房「ことだまハンコ ひより庵」ブログ

f:id:tenshimandala:20190602000131j:image
f:id:tenshimandala:20190602000134j:image
f:id:tenshimandala:20190602000138j:image
f:id:tenshimandala:20190602000141j:image

 

日本で最も歴史のある神社の一つで、御神体として、天岩戸神話の際に思兼神が造らせたという「日矛鏡(ひぼこのかがみ)」と「日像鏡(ひがたのかがみ)」が祀られているところからも、神話との関わりが深い。

 

天岩戸といえば天岩戸神社を思い浮かべる。

宮崎県の高千穂町にあり、ここは天孫降臨神話の地でもある。

やはり高天原という世界もそちらの地方のどこかを指していると思っていた。

 

が、今回この両神宮を訪れ、その歴史や地理的なことを考えると、

高天原は和歌山あたりを指していたのではないかと思った。

 

この神宮から東に約40km行くと丹生都比売神社がある「天野郷」がある。また、その南東部には高野山で有名な「高野町」。

f:id:tenshimandala:20190601235751j:image

(地図の左のスポットが今回訪れた国懸日前両神宮、右の小さな旗のようなラベルが丹生都比売神社)

 

高野と天野。

高野と天野で高天野。

 

高天原って、古事記によれば正式には「たかあまのはら」と読むし。

 

天野郷にある丹生都比売神社には丹生都比売神(にうつひめのかみ)がお祀りされている。

この丹生都比売神天照大御神の妹神ではないかという見方がある。

また、丹生とは、辰砂といって硫化水銀鉱石の事を指す。辰砂は赤土色をしておりそこから「朱砂(シュサ・スサ)」と読む。

f:id:tenshimandala:20190602000227j:image

天照大御神の弟とされる須佐男命(すのおのみこと)のスサは、まさにこの朱砂からきている。

 

島根県出雲の地で須佐男命がヤマタノオロチを退治した神話、これは河川の治水工事をして村を助けた事を指すことは有名だが、

この地でも同じく朱砂(スサ)を含む赤土色の地質であったことが関係していると言われている。

 

和歌山県には高天原に関連する記述や名称がここまで揃っており、今回訪れた国懸・日前両神宮が神話を象徴する御神体の鏡を祀っていること。

これらのことから、高天原は和歌山を指していたのではないか?という思いに至った。

 

まだまだ初心者レベルの古代史の知識だけに、これからもっともっと探求していしたい。

 

マニアックなジャンルだけど、これについてもっと知識があったりする人はぜひコメントを残して欲しい。

 

ただし、ドスピリチュアルや根拠のない陰謀論めいたものは不要。

 

現実論的に論理立てた推論をぜひ示してもらいたい。